住宅ローンを使えるのがポイント-住宅ローンの条件がとても良い、その理由

住宅ローンが破格の条件である理由として、「住宅ローンは不動産を担保にするローンであるにもかかわらず、融資額と金利などの融資条件がそれには連動せず、借り手の所得や信用状態に連動して、融資を行う商品である」ということがあります。

 

たとえば、車のローンなら、購入する車の価格分だけお金を貸してもらえますが、融資の審査はこの、貸し出すお金の金額に連動して行われます。

 

そして住宅ローンも、購入する不動産の価格分だけお金を貸してもらえますが、車に比べ、数千万円単位で大きな金額を貸し出すことになります。そうすると、この融資金額に連動した審査条件で審査してしまうと、よほどの富裕層しか融資を受けられなくなってしまいます。
これでは、ほとんどの人がマイホームを持つことができなくなってしまう訳です。

 

住宅ローンの審査で一番にチェックされるのは、借り手の「職業」「勤め先」「勤続年数」「年収」です。「給与所得の中からいくらまで支払えるのか」と、「どれだけ安定した勤務形態か」で判断されます。
これだけ金利を低く設定しても銀行が利益を出せる訳なので、日本人が安定した勤め先に長く勤める傾向が非常に強いということがわかり、勤勉な日本人であるからこそできるローンと言えます。

 

住宅ローンを利用できるかどうかの審査の一般的な目安は、次のようになります。

 

・勤続年数が1年以上の正社員 ※条件や金融機関により異なる場合があります。
・世帯年収700万円以上
・団体信用保険に加入できる健康状態であること

 

また、融資金額の判断基準には、月々の返済額が収入に占める割合(返済負担率)があります。
年収や金融機関にもよりますが、一般的には30~45%以下というのがひとつの目安です。

 

このように住宅ローンは、その他のローンに比べ、大きな金額が借入可能なのです。