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楽天銀行には賃貸併用住宅に適用可能な住宅ローンはある?人気のフラット35についても解説します

楽天銀行には賃貸併用住宅に適用可能な住宅ローンはある?人気のフラット35についても解説します

楽天銀行に賃貸併用住宅向け住宅ローンはあるのか

楽天銀行には賃貸併用住宅向けの住宅ローンはありません。

ただし、条件によっては楽天銀行から融資をしてもらえるケースがあります。

賃貸併用住宅の購入を検討されている方にとって、まず懸念事項となるのが住宅ローンを適用できるかどうかではないでしょうか。

また、金融機関によって金利が異なりますので、できるだけ低金利で借りられる金融機関をお探しの方もいるでしょう。

このコラムでは、楽天銀行の住宅ローンの商品概要と、住宅ローンを選ぶ際の注意事項などをご説明いたします。

楽天銀行の住宅ローン商品概要

楽天銀行の住宅ローンは金利や手数料が低いため、そのようなところに惹かれた方もいるのではないでしょうか。

楽天銀行などのネット銀行は、メガバンクよりも低い金利が設定されているところが多いです。

しかし、住宅ローンの審査基準が厳しく、対面相談ができるところが少ないというデメリットもあります。

また、賃貸併用住宅に対して融資を行っているネット銀行はほとんどありません。

では楽天銀行はどうなのでしょうか。

楽天銀行の住宅ローンの商品は、「変動金利(固定特約付き)」と「長期間固定金利」の2種類あります。

ただ、残念ながら楽天銀行は原則投資用物件への融資は行っておりません。

しかし、条件によっては賃貸併用住宅の住居部分のみ融資をしてもらえるケースがあります。
※2023年11月時点

一度ご購入予定の賃貸併用住宅の融資が可能かを、楽天銀行へご確認されることをおすすめいたします。

また、賃貸併用住宅のローンについてもっと理解したい、しっかり相談されたいという方は、住まいの未来相談へお申し込みください。住まいの未来相談では、ローンや収支計画などについてお気軽にご相談いただけます。

ここからは、楽天銀行の住宅ローンの商品についてより詳しくご説明いたします。

楽天銀行の変動金利(固定特約付き)のお借入金利

楽天銀行の変動金利(固定特約付き)は、変動金利と固定金利の金利タイプを選択できる住宅ローンです。

楽天銀行の変動金利を利用している間は、いつでも固定金利に変更が可能です。

ただし固定金利の適用期間中は変動金利に変更することはできません。

楽天銀行の変動金利の借入金利は、年0.550%〜年1.200%(基準金利:年1.200%)です。

固定金利の借入金利は以下の通りです。

固定期間 基準金利 借入金利
2年 年1.657% 年1.007%~年1.657%
3年 年1.782% 年1.132%~年1.782%
5年 年1.985% 年1.335%~年1.985%
7年 年2.174% 年1.524%~年2.174%
10年 年2.399% 年1.749%~年2.399%

※2023年11月時点の借入金利

楽天銀行の長期固定金利(フラット35、フラット35S)は賃貸併用住宅へ適用不可

楽天銀行の長期固定金利(フラット35、フラット35S)は、全期間固定金利型の住宅ローンです。

楽天銀行の長期固定金利(フラット35)の金利は以下の通りです。

返済期間 団信あり 団信なし 条件
15年以上~20年以下 年1.48% 年1.28% 借入額が住宅建設費又は住宅購入費の90%以内
21年以上~35年以下 年1.96% 年1.76%
15年以上~20年以下 年1.62% 年1.42% 借入額が住宅建設費又は住宅購入費の90%以上
21年以上~35年以下 年2.10% 年1.90%

※2023年11月時点の借入金利

なおフラット35Sは、ZEHや長期優良住宅などの住宅を購入する場合に、借入金額を一定期間引き下げる商品です。

長期固定金利のフラット35は、長期の借り入れを可能とすることから申し込みたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。

しかし残念ながら、フラット35は投資用物件に適用することができません。

賃貸併用住宅は投資的な側面のある物件のため、楽天銀行に関わらずフラット35は適用外となります。

賃貸併用住宅へ融資可能な住宅ローンを申し込む際の注意事項

賃貸併用住宅でも適用可能な住宅ローンを探す際に、いくつか注意事項があります。

残念ながら楽天銀行では賃貸併用住宅の融資は原則受けられないため、他の金融機関の住宅ローンを探さなければなりません。

住宅ローンを決める際には、以下の注意事項をよく確認してから申し込みをしましょう。

【住宅ローンの注意点事項】

金利タイプを確認する
どの金利タイプの商品があるのかを、お申し込み前にご確認ください。

  • 変動型:金融情勢の変化に伴い、定期的に金利が変動するタイプ
  • 全期間固定型:借り入れから返済完了まで金利が変わらないタイプ
  • 固定期間選択型:一定期間の金利が変動せず、固定期間によって金利が異なるタイプ

■借り入れに必要な諸費用を調べる
借り入れには手数料や税金などが発生します。
金融機関によって金額が異なるため事前に調べておきましょう。

■住宅ローン以外に必要となる費用を調べる
賃貸併用住宅を購入したあとに税金や管理費、修繕費などがかかります。
そのような費用を考慮した上で、どれだけ借り入れるか、またどの金融機関で申し込むのかを決めましょう。

■金利だけで住宅ローンを選ばない
ネット銀行の変動金利は低金利でとても魅力的です。
しかし、金利が上がると返済額も増えてしまいます。少しなら大丈夫と思うかもしれませんが、将来それが負担になることも考えられます。
現状だけでなく、将来考えられるリスクを考慮しながら、自分にあった住宅ローンを選ぶことが重要です。

なお、はたらくおうちでは賃貸併用住宅へ融資が可能な住宅ローンのご紹介を行っております。

どのような金利タイプの住宅ローンへ申し込みを行った方が良いのか、業界に詳しいプロの意見を聞いてみたいという方はお気軽にご相談ください。

賃貸併用住宅の資金計画について

賃貸併用住宅を購入する際は資金計画が重要となります。

賃貸併用住宅では、住宅部分のみの物件に比べてより高額な住宅ローンを組むことになります。

ただし、家賃収入が入ってくるため、普通に戸建てを購入するよりも結果的には住宅ローンの負担は軽くなります。

毎月の返済額と家賃収入を考慮しながら綿密な資金計画を立てましょう。

どれだけこの計画を慎重に行うことで成功に繋がるのかは、下記コラムでも解説しております。

賃貸併用住宅の成功例を3つご紹介

また将来、建物が老朽化していくと家賃の値下げや維持費も必要となってきます。

他にも、空室リスクや災害リスク、入居者トラブルによる退去等、考えられるリスクについてもカバーできるような資金計画を立てておくと安心です。

はたらくおうちでは、賃貸併用住宅に最適な土地選びから、建築、賃貸管理までワンストップで対応しております。

資金計画についてはもちろんのこと、考えられるリスクに対する対処法などにも熟知しておりますので、お気軽にご相談ください。

自己資金の準備

賃貸併用住宅を購入する際に必要となる経費は、主に建築費用、諸費用、税金などがあります。

そのため、頭金などの諸費用を貯めてから購入をご検討されている方もいるのではないでしょうか。

しかし住宅ローンの場合は、フルローンで融資を受けられる可能性があります。

フルローンでは、賃貸併用住宅の建築にかかる費用だけでなく、諸費用や税金なども融資してもらえる場合もあるのです。

はたらくおうちでは、お客様の状況にあわせて金融機関をご紹介しております。

もし現在購入が難しい場合にはその旨ご説明いたしますので、資金についてお悩みの方は一度ご相談ください。

住宅ローンの借入可能額の確認

住宅ローンの借入可能額の確認は、資金計画を立てる際に必要となります。

借入可能額は、自身の年収と返済期間、その他のローンの借り入れ状況から試算されます。

一般的な正社員の方ですと、ご年収のおよそ5.5倍~8.5倍の金額を借入れることができます。

なお、その他の雇用形態の方でも借り入れが可能なケースもあります。

金融機関によっては、ホームページで借入可能額を試算することも可能です。

※ただし、ネットでローン審査をすることはオススメいたしません。
ネット審査の際に否決が出てしまいますと、実際の審査でネット上での履歴が残っていて、否決になる場合がございます。

借入可能額をもとに計画を立て、無理せずに返済できる金額を借り入れるようにしましょう。

返済期間や金利を確認

返済期間や金利の確認も資金計画をする上では要確認事項です。

先程ご説明した楽天銀行の変動金利は年0.550%〜1.200%でした。

なお三菱UFJ銀行では、変動金利は年0.345%〜0.475%です。
※2023年11月時点の借入金利

このように金融機関で金利は大きく異なります。

そのため楽天銀行だけでなく、さまざまな金融機関を比較することをおすすめします。

また、無理に短い期間で住宅ローンを組むのではなく、無理のない返済が可能になるようにローンを組むようにしましょう。

そのために、返済期間や金利をしっかりとチェックしておく必要があります。

賃貸併用住宅の住宅ローンについてのご相談はこちら

賃貸併用住宅の住宅ローンについて、今回は楽天銀行を中心に解説しました。

住宅ローンは金利だけでなく、それ以外にかかる費用や返済期間なども考慮しながら選ばなければなりません。

しかし、現在申し込みを考えている住宅ローンにこのまま申し込んでも大丈夫か、負担の少ない住宅ローンのタイプが分からないなど、様々な疑問が増えてしまったかもしれません。

はたらくおうちでは、賃貸併用住宅の購入をお考えの方に無料の住まいの未来相談を開いております。

住宅ローンにつきましてもご相談を承っておりますので、まずは一度お問い合わせください。

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