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3階建て賃貸併用住宅の価格(相場)を知りたい方へ〜計算方法やコストダウンの方法を解説〜

3階建て賃貸併用住宅の価格(相場)を知りたい方へ〜計算方法やコストダウンの方法を解説〜

3階建て賃貸併用住宅の価格はどのくらい?

3階建て賃貸併用住宅の購入を検討している方にとって、価格は気になるポイントではないでしょうか。住宅の建築費用は、選ぶ構造や地域、設計の複雑さによって、大まかな相場も坪単価60~150万円程度(目安)と大きく異なってきます。

本コラムでは、3階建て賃貸併用住宅の価格(相場)について詳しく解説し、建築費の計算方法やコストダウンの方法もご紹介します。これから建築を考えている方は、ぜひ参考になさってください。

構造別坪単価(相場)

3階建て賃貸併用住宅の価格を調べる際に、まず確認しておきたいのが構造による坪単価の違いです。構造によって住宅の耐久性や断熱性能が異なりますので、建築コストに大きく影響します。ここでは、木造(W造)鉄骨造(S造)鉄筋コンクリート造(RC造)鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の4つの構造について、それぞれの坪単価(相場)をご紹介します。

構造 坪単価(相場)
木造(W造) 60万円〜80万円
鉄骨造(S造) 70万円〜100万円
鉄筋コンクリート造(RC造) 90万円〜120万円
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造) 100万円〜150万円

3階建て賃貸併用住宅を建てる際には、これらの構造別の坪単価を参考にプランを組み立てましょう。

賃貸併用住宅の建築費が高くなる理由とは?

3階建ての賃貸併用住宅の建築費が一般的な住宅よりも高くなる理由には、いくつかの要因があります。

  1. 賃貸部分と自宅部分をあわせ持つため
    一般住宅と比較すると複雑な構造になるため、設計や施工の手間が増え、結果として建築費が上昇します。
  2. 防音対策や遮熱対策などが求められるため
    入居者への配慮やトラブルへの対策方法に応じて、建材のグレードをアップすると追加費用がかかります。
  3. 高層化に伴う基礎工事や構造強化の必要性があるため
    3階建てになると、建物の荷重が大きくなり、基礎や建材のサイズが大きいものを使用するため、価格が高くなります。

こういった要因から、一般住宅に比べて3階建ての賃貸併用住宅の価格が高くなりやすい点は十分に理解しておきましょう。

建築を依頼する会社によって価格が異なる

同じ3階建て賃貸併用住宅を建てる場合でも、どこの会社に依頼するかによって価格に大きな差が生じることがあります。特に、大手のハウスメーカーや広告を多く出している会社、住宅展示場などでモデルハウスの展示を行っている会社は、広告費や展示場の維持費が上乗せされるため、建築費が高くなる傾向にあります。
また、グレードの高いものを標準装備にすることで、他社と差別化している会社もあります。そういった会社も価格が高い傾向にありますので、過剰なサービスやプランではないか検討する必要があるでしょう。

過去には、ハウスメーカーで想定以上の価格を提示され、弊社はたらくおうちに価格のご相談をされた方もいらっしゃいました。はたらくおうちでは、お客様の状況(収入や家族構成など)を丁寧にお伺いし、安定した収益が得られるような設計・価格設定を行います。無理のない借入額やローンの組み方を考慮し、長期的に安心して経営できる環境を整えます。

なお、賃貸併用住宅で最終的な目標を達成するためには、建物の価格だけでなく、さまざまなことを考慮して綿密に計画する必要があります。会社によっては、こういった綿密な計画を行わずに価格を提示するところもありますのでご注意ください。

価格を抑えるには?

3階建て賃貸併用住宅の価格を抑えるためには、いくつかの工夫が必要です。まず、設計段階でコストを意識したプランニングを行うことが重要です。たとえば、無駄なスペースを省き、シンプルな間取りにすることで建築費を削減できます。

また、建材や設備の選定においても、機能性とコストパフォーマンスのバランスを考慮するとよいでしょう。入居者のニーズや家族のライフスタイルに合った建材や設備を選ぶことは重要ですが、過剰な仕様になっていませんか?仕様を見直して、グレードを下げるだけでも大幅なコストダウンが可能となります。

価格を抑えつつ、理想の住宅を実現するためにも、これらのポイントを押さえておくとよいでしょう。

建築費の計算方法や費用の内訳について

3階建て賃貸併用住宅の価格を理解するためには、まず建築費の計算方法を知ることが重要です。

建築費は、基本的に「延床面積 × 坪単価」で算出されます。延床面積とは、住宅全体の床面積の合計を指し、これに坪単価を掛け合わせることで、概算できます。ただし、冒頭でもご説明した通り、木造や鉄筋コンクリート造などの構造ごとに坪単価が変わるため、どの構造を選ぶかによって価格は大きく異なります。また、追加の設備や仕上げによって費用が増減するため、あくまで概算であることをご留意ください。

費用の内訳

3階建て賃貸併用住宅の価格には、どのような費用が含まれているのでしょうか。建築費は大きく分けて「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」の3つに分かれます。

  • 本体工事費
    建物本体の工事費用で、建材や工法、設計によって大きく変動します。
  • 付帯工事費
    敷地の整備や外構工事、給排水工事など、建物以外の部分にかかる費用が含まれます。
  • 諸費用
    設計費や申請手続き費用、保険料などが含まれ、これらも全体の価格に影響します。

3階建て賃貸併用住宅の価格を正確に見積もるためには、これらの内訳をしっかりと確認し、適切な予算を立てます。

3階建て賃貸併用住宅の事例

3階建て賃貸併用住宅の購入をご検討されている方の中には、「具体的な事例を見てみたい!」と思っている方も多いと思います。ここでは、はたらくおうちが手がけた3階建て賃貸併用住宅の事例を通じて、どのような特徴があるのかを解説します。異なる条件で建てられた2つのケースをご紹介しますので、3階建て賃貸併用住宅の具体的なプランニングにお役立てください。

また、はたらくおうちでは、賃貸併用住宅の知識が豊富なスタッフが土地の調査から賃貸管理を徹底サポート。プランニングについてご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください!

事例1:家族が心地の良く過ごせる広々とした邸宅

3室の賃貸物件がある、広々とした大型の賃貸併用住宅の事例です。3階建てで賃貸部分は2階まで。3階が自宅となります。

家族4人がゆったり過ごせる広さを実現。日当たりも良好で大きな窓から温かな光が差し込みます。

▼自宅部分

賃貸部分はシンプルなデザインで、なおかつ充実した設備を設けました。商店街が近くにある人気エリアですので、最初の募集で1ヶ月以内に満室となりました。

▼賃貸部分

返済額(30年ローン) 43万円/月
家賃収入 31万円/月
実質支払額 12万円/月

この事例をもっと詳しく見る>

事例2:家族が楽しく過ごせる空間を実現した邸宅

家族が楽しく過ごせる間取り・デザインで、2室の賃貸物件がある賃貸併用住宅の事例です。3階建てで賃貸部分は1階まで。2階・3階が自宅です。

料理や食事をしながら家族との時間が楽しめる、こだわりのアイランドキッチン。

▼自宅部分

廊下にはお子様が遊べる遊具(ブランコ、ボルダリング)を設置。

賃貸部分は入居者に配慮したデザインに。長く住みたくなるような工夫がさまざまなところに見られます。

▼賃貸部分

返済額(35年ローン) 51万円/月
家賃収入 21万円/月
実質支払額 30万円/月

この事例をもっと詳しく見る>

3階建ての賃貸併用住宅にかかる建築費についてのご相談は『はたらくおうち』へ

3階建て賃貸併用住宅の価格(相場)や建築費用の計算方法、コストダウンの方法について解説してきましたが、実際にプランニングを進める上では専門家のアドバイスが不可欠です。なぜなら、賃貸併用住宅で安定した収入を得るためには、建物の価格以外にも土地の調査や賃貸ニーズの調査などが必要となるからです。弊社スタッフは、そういった専門的な調査に強みがあると自信を持って言うことができます。

3階建て賃貸併用住宅の価格やプランニングについてのご相談は、お気軽に弊社はたらくおうちまでお問い合わせください。理想の住まいと安定した賃貸経営の両立を実現するためのお手伝いをいたします。

▼お問い合わせ先
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